組合からの花便り 2010

●Vol.27 山茶花(さざんか)

枯れの会館周りの「さざんか」が元気に咲きはじめました。
自然の花とはいえ、こんなに寒くなってから咲くなんて、本当に冬の花は元気ですね。
花言葉を調べてみると
 「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」等が挙げられます。
まさに、冬の寒さを乗り越えて咲こうとする「さざんか」の力強さが感じられる言葉ですね!

寒さが厳しくなると、つい外にでるのを見合わせてしまいがちですが、冬の晴れた日、冬枯れの街並みに、明るく鮮やかに彩りを添えてくれている冬の花たちを愛でてみるのも、たまにはいいかもしれませんね(*^_^*)

・・・但し、防寒対策は十分にね!

・椿(つばき)科
・学名:Camellia sasanqua

・写真撮影日:2010年12月20日




●Vol.26 楓(かえで)

館周りの紅葉がとてもきれいです。
真っ赤に染まった全体の姿も鮮やかですが、一枚一枚とってもそれぞれに表情のちがう紅葉が楽しめます。
楓の形をよく見ると何かに似ている気がしませんか?・・・
答えは「蛙の手」です(*^_^*)
語源は、そこから来ており「蛙手(かえるで)」から「かえで」に転じたといわれています。
楓(かえで)なのか紅葉(もみじ)なのか、いつも迷うのですが、一般的には蛙の水かきのように切れ込みの浅い葉のものを楓というそうです。

まっ、どちらにしても綺麗な紅葉(こうよう)には違いはありませんね。

・楓(かえで)科
・学名:Acer palmatum(いろはもみじ)

・写真撮影日:2010年11月25日




●Vol.25 灯台躑躅(どうだんつつじ)

に寒くなりましたね。
会館周りの植栽もすっかり冬の装いで、ちょっと色合いが寂しげです。
激暑の影響なのか、紅葉も例年より鮮やかさが欠けているような気がしますが、その中でも真っ赤に小さな葉っぱを染めている木があります。
やすら木横の庭園の「灯台躑躅(どうだんつつじ)」は、名前の通り「つつじ」の仲間ですが、春に咲く「平戸躑躅」のように花が主役ではなく、どちらかといえば紅葉を楽しむ樹木です。
とはいっても、春には小さな白いつぼ型の花を咲かせます・・・けっこう気をつけて見ていたつもりなんですが見落としていました(^_^;)

まだまだ会館周りの花たちには驚かされます。「ここだよ」って、そっと咲いている樹木たちの声に耳を澄まさないと(*^_^*)

・躑躅(つつじ)科
・学名:Enkianthus perulatus

・写真撮影日:2010年11月18日




●Vol.24 栗(くり)

の夏、花便りの‘ネタ’探しに、会館南側の緑化ゾーンを歩いていたら、栗らしき姿の青いイガイガの実が落ちているのを発見!
栗の木というと、♪大きな栗の木の下で~♪の歌にもあるように、大きな木だとばかり思ってたので、周りをみても、そんな木ないし・・・何の実なんだろうと、ひとまずカメラに収めていました。

・・・久しぶりの晴れ間に、またまた‘ネタ’探しに緑化ゾーンを歩いていたら、
「栗発見!」
この前は気付かなかったのですが、小さな木に、一つだけでしたが、大きな栗の実を発見しました。
この栗の木は、もうかなり前に折れたらしく、添え木をして補強しているのですが、そんな状態でも実をつけてくれて、とても愛おしく思えます。


なんとか復活して、栗ごはんをいただけるくらいのたくさんの実がつく日が来るように・・・見守っていこうっと(*^_^*)

・ぶな科
・学名:Castanea crenata

・写真撮影日:2010年10月22日(8月19日)




●Vol.23 玉簾(たますだれ)

うやく、秋の花が咲き始めました。

郵便局前のスロープ沿いの「玉すだれ」の白い花がさわやかな風にゆれて、見ているだけで気持ちがいいです。
ただ、傍らに「百日紅」や「槿」の花が、長かった夏の名残りを惜しむように咲いていて、不思議な光景です。季節の移ろいが崩れているからなのでしょうね(-.-)
今年の夏は、本当に人間も植物にも過酷な激暑の日々が続き、このままでは秋を通り越して冬が来てしまうのではないかと懸念していましたが・・・

秋はやってきましたね。
しばらくの間、この季節を会館周りの樹木とともに、ゆっくりと味わいたいものです!

・彼岸花(ひがんばな)科
・学名:Zephyranthes candida

・写真撮影日:2010年10月1日




●Vol.22 高麗芝(こうらいしば)

夕、若干過ごしやすくなりました。
ツクツクボウシも鳴き始め、秋はすぐそこまでやってきていますね。
会館南側緑化ゾーンは芝生が青々として周りの樹木と調和して秋を思わせる空に映えています。
この芝は、「高麗芝」という日本芝で、日本在来の芝の一つです。東北以南の個人の庭園や公園、またゴルフ場等でもっともポピュラーに利用されている芝種です。

協同組合の一角ですが、どこかの避暑地を思わせるようなその風景は、環境整備職員の日々の手入れの賜物で、協同組合自慢の一つです。(手前みそですが・・・)

・イネ科
・学名:Zoysia tenuifolia

・写真撮影日:2010年9月9日




●Vol.21 胡蝶蘭(こちょうらん)

き物の小輪咲きの「ミニコチョウラン」です。
ミニコチョウランは花が小さく、花茎が短いと花の重みであまり垂れ下がる事はないので、手入れもあまりしていませんが、 長い期間きれいな姿を見せてくれています。
花の少ない時期に、室内にこのような花があるだけで「ぱっ」と明るくなりますね。
元々、「胡蝶蘭」は東南アジアの熱帯地方の植物で寒さに弱い植物ですが、実際は山の上の少し涼しいところで生息して いた植物なのでこの激暑は暑すぎます。
また日差しにも弱いので、室内の直射日光の当たらない場所において、一日でも長く咲き続けていられるよう大切にしたいものです。

代表的な花言葉は「幸せが飛んでくる」
その名の通り、「幸せが蝶に姿を変えて飛んでくる」なんて・・・素敵ですね(*^_^*)

・ラン科
・学名:Phalaenopsis

・写真撮影日:2010年8月27日




●Vol.20 柊(ひいらぎ)とコニファー

期外れですが、ちょっと珍しいものを「やすら木」正面入り口の横で見つけました (*^_^*)
ガーデニングで人気のあるコニファー類の中の「キャッスルウェラン」という木に、柊が咲いてるよと教えてもらい、「そんなことあるの?」と疑いながら見に行くと、本当に幹の間からしっかりと育っていました。
確かに、この木の近くに「柊」が咲いているので、種子が飛んで、知らない間に発芽して育ったのでしょう・・・
でもこれ以上大きくなって共存できるのかなぁ?!
やどかりみたいに、お引っ越しというわけにはいかないし、違う場所に移そうとひっぱっても抜けないので、しばしこのままにしておきます(笑)


お近くに寄られた際には、この不思議な樹木たちを見ていってくださいね。

(キャッスルウエランゴールド)
・ヒノキ科
・学名:Cupressocyparis leylandii

(柊)
・木犀(もくせい)科
・学名:Osmanthus heterophyllus

・写真撮影日:2010年8月19日




●Vol.19 百日紅(ひゃくじつこう・さるすべり)

暑の中、皆様はどんな暑さ対策をされているのでしょうか?
事務所の中に一日いるので、クーラーの冷えと外気温の差に、身体がついていかず、外でお仕事をされている方からみると、「何を贅沢な」といわれそうですが、ちょっと夏ばて気味です^^;
花便りを更新しようと会館周りを歩いてみても、異常な暑さのせいか、植栽も心なしか元気がないように見えます。ただ、照りつける日差しの中、花を咲かせているのが「百日紅」で、華やかなピンク色の花が夏空に映えて力強ささえ感じさせます。

ゆらゆらと風に揺れる鮮やかな花は、7月から9月までの長い期間、私たちの目を楽しませてくれますが、花は咲き続けているのではなく、実際には一度咲いた枝先から、再度芽がでて花を咲かせているそうです。

この暑さの中でも、再び咲ける力があるのですね・・・。太刀打ちできない強さです(^^ゞ

・禊萩(みそはぎ)科
・学名:Lagerstroemia indica

・写真撮影日:2010年8月6日




●Vol.18 槿(むくげ)

雨も明けて夏真っ盛りですね。
郵便局前の槿もうだるような暑さの中、大輪の花を咲かせています。
槿は、先週末に終わった京の一大イベントである「祇園祭」とゆかりの深い花で、八坂神社で授与される鈴つきの護符を「祇園守(ぎおんまもり)」と呼ぶことから、俗称を祇園守ともいい、神にゆかりの花として尊ばれてもいます。

八坂神社では、献花はすべて槿を飾るのがならわしで、祇園祭には、「お花」と称して神前に木槿を御饌花されているそうです。

・葵(あおい)科
・学名:Hibiscus syriacus

・写真撮影日:2010年7月17日




●Vol.17 萩(はぎ)

すら木の庭の萩です。
昨年はこの時期も秋にも花がつかず心配していたのですが、梅雨の晴れ間に見に行くと、たくさんの花をつけていました。
この時期は強い日差しに大雨と気象も激しく動きがありますが、植物も同じでふと気がつくとたくさん花をつけていたり、明日写真とろうかなってちょっと油断すると散っていたりと、移り変わりが速くて目が離せません^^;

「萩」は万葉の時代から栽培されているマメ科の落葉低木で、
「萩の花 尾花葛花なでしこの花 女郎花また藤袴 朝顔の花」
と山上憶良が選定した「秋の七草」の顔ぶれの中でも筆頭にあげられ、古代人がこよなく愛し、万葉集にもっとも多く詠まれた花です。

小さい紅紫色花の風にしなる姿は、どこか儚く繊細な風情がありますが、見かけとは違い、生命力はとても強くて、冬には、ほとんど枯れたように見えますが、春になるといっせいに芽ぶき若枝を八方に広げます。このたくましさが生命の再生を思わせることから「生え木(はえぎ)」と呼ばれ、これが「ハギ」になったともいわれています。

・豆(まめ)科
・学名:Lespedeza thunbergii

・写真撮影日:2010年6月22日




●Vol.16 額紫陽花(がくあじさい)

すら木周辺の紫陽花と額紫陽花が見頃です。
春の桜のようにこの花たちもこの時期の代名詞のように、なくてはならない存在ですね。
毎年、青系の花をつけていたのですが、今年の額紫陽花はその中でも赤みのはいったきれいな花を咲かせ、今朝からの雨でより美しさを増しています・・・本当に雨がよく似合う花です。
江戸時代に長崎に滞在したシーボルトさんは、この花に魅せられ、愛人の「お滝さん」の名前にちなんで学名の一部に「オタクサ」と入れたと著書に残しているそうです・・・。ロマンスですね(^^ゞ

以前から、花だけではなく葉っぱも大きくてきれいだなって思っていたのですが、実は紫陽花はとても毒性の強い植物で、だから虫もつかないのだそうです。
なるほど・・・。

・雪の下(ゆきのした)科
・学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla
    Hydrangea macrophylla form. normalis (萼(がく)紫陽花)

・写真撮影日:2010年6月15日




●Vol.15 皐月(さつき)

月に入りさすがに暑くなってきましたね。
でも、今年の皐月は息が長くて、6月も半ばになるのにまだ花を残しています。昨年はあまり花がつかなかったのですが、今年は「これでもか!」というくらいたくさんの花をつけてくれました。
一時期はどこの家庭の庭先にも見かけるほど皐月は流行していましたが、最近は減ってきたような気がします。
偶然かもしれませんが、皐月が流行る時期は景気の良い時代だともいわれているそうです。

家にもあるけれど、ちっとも花が咲かないという話もよく耳にします。(ちなみに家の皐月もあまり花がつきません・・・ ^^;)
会館前の皐月のように満開に花を咲かせ、不景気風を吹っ飛ばしてみたいものですね!

・躑躅(つつじ)科
・学名:Rhododendron indicum

・写真撮影日:2010年6月9日




●Vol.14 クローバー

館南側の緑化ゾーンで、クローバーを見つけました。
あわてて写真とったので、まだ四つ葉のクローバーは見つけることができていませんが、お昼休みにでも探しに行こうかな!


四つ葉のクローバーは、一枚一枚の葉に意味があるそうですよ。
意味は文献によって多少異なりますが、有名なものとしては……
  ・faith (誠実)
  ・hope  (希望)
  ・love  (愛)
そして四枚目が
  ・lucky (幸運)
これら四枚がそろってはじめて『Genuine(真実・本物の力)』を表します。
また四つ葉の形を十字架に見立て幸福のシンボルとしたこと、なかなか発見できないために希少価値が高いことから、「四つ葉のクローバーを見つけると幸福が訪れる」と言い伝えられるようになったようです。
また、葉のひとつひとつがハート型なので、愛を司る植物として名前を『Clover』と命名されたという説もあるそうです。

・マメ科(一般的にはシロツメクサを指すことが多い)

・写真撮影日:2010年6月1日




●Vol.13 桐(きり)

館南側の端の大きな木に淡い藤色の花が咲いています。
何の木だろう?と図鑑を調べてみたところ「桐(きり)」だということがわかりました。
花便りをはじめてもう3年。まだまだ会館周りの樹木たちには発見があります。
桐が花をつけるなんて驚き!と思っていましたが、よく考えると日本固有の家紋である「桐」の絵図には桐の花と葉が描かれていましたね・・・。
桐の花は香りも楽しめるそうです。(かなり高いところに咲いているので落ちてきた花を見つけたら拾い上げて匂ってみてください)
桐材は、非常に軽くて湿気の調節が優秀な材質なので家具材として重宝されます。
また成長が早いので、昔は、女の子が生まれると桐の苗木を植えてその木で桐の箪笥や長持ちを作ってお嫁に持たせる風習があったそうです。

かなり高い木なので、花を探そうとじっと見ていたら首が痛くなるかもしれません。ご用心を・・・^^;

・凌霄花(のうぜんかずら)科、または、胡麻葉草(ごまのはぐさ)科
・学名:Paulownia tomentosa

・写真撮影日:2010年5月18日




●Vol.12 野茨(のいばら)

館東側の壁に、見知らぬ白い花がたくさん咲いていました!
なんだと触ってみると棘がいっぱいで、これはバラの一種かな?と調べてみると野茨(ノイバラ)という落葉低木で日本の野生バラの代表する樹木でした。
日本の野生バラにはノイバラ、テリハノイバラ、ヤマイバラ、ハマナス等、十数種ほど自生するそうですが、5月から6月にかけて、よく見られるのがノイバラで、芳香のある白い花を咲かせ「日本の野バラ」と言えばこの花だといわれています。

「野バラ」といえば思い出すのは
“わらべはみたり 野なかのばら 清らに咲ける その色愛でつ~♪”

学校でならった歌の中でもお気に入りの一曲でした。
当時は、意味もよくわからず薔薇の歌だと口ずさんでいましたが、「私を捨てる貴方に残す、哀れ野バラの愛の棘」という想いのこもったドイツ歌曲だったとは・・・知りませんでした(^^ゞ

・バラ科
・学名:Rosa multifloraCornus florida

・写真撮影日:2010年5月13日




●Vol.11 花水木(はなみずき)

年はあまり花がつかなかった花水木ですが、今年はたくさんの真っ白な花をつけました。
花水木は街路樹としてもよく植えられているので、春風に誘われて、お散歩していると桜の次は私が主役よといわんばかりに白や赤の花が咲き誇っていて、街中を華やかに明るくしてくれますね。
4枚の花びらのように見えているのは、いくつもの花を包んでいる総包で 中心に集まっている小さいものが本当の花だそうです。
おしべとめしべを持つ小さい花が集まっており、その周りの大きい包が美しくなっているのです。 見た目で花が美しいと思いがちですが、案外「花」ではないことが樹木にはよくあります。
「花」「葉」「茎」ETC.全てが融合して本当の美しさをつくりあげているのです。

外見だけではない本当の美しさ・・・人にも通じますね(^_^)

・水木(みずき)科
・学名:Cornus florida

・写真撮影日:2010年4月28日




●Vol.10 木蓮(もくれん)

冷えの日も花散らしの雨にもめげず、今年は木蓮の花が長持ちしています。
会館前の木蓮も、まだ蕾もついているので、しばらく鮮やかな紫の花色を楽しめそうです。
紫よりも赤みが強く、でも強すぎることのない美しい色あいは「アザミ」や「紅はぎ」等とともに日本古来の色とされる「古代紫」と呼ばれているそうです。
「紫」という色は、日本では古代より特別な意味を持っており、聖徳太子の時代から冠位にあわせて色が決められたときも、最上位の冠位十二階を象徴するのが紫色でした。

そういえば、源氏物語のヒロインも「紫の上」でしたよね。
紫はさまざまなシーンで日本人に深く長く愛され続けている色なのだと「木蓮」の花を眺めながら、太古の歴史に思いをはせてみました(^^ゞ

・木蓮(もくれん)科
・学名:Magnolia liliflora

・写真撮影日:2010年4月20日




●Vol.09 采振木(ざいふりぼく)

すら木前の庭園に小さな白い花をつけている樹木は、采振木(ざいふりぼく)という落葉小高木です。
花序の様子が采配に似ているところから名付けられたといわれていますが、花序を白い四手(しで:神社で、注連(しめ)縄や玉串に付ける細長く切った紙のこと)に見立てて、シデザクラ(四手桜)とも呼ばれます。
桜とついていますが、白い花が風に揺れて(写真をとるのにてこずりましたが)いるのを見ていると、華やかな桜とは違う自然の優しさや力強さを感じます。

その花の「白色」がそう感じさせるのでしょうか??
清楚な中にも力強い・・・人も(特に女性かな)そうありたいものですね(^^ゞ

・薔薇(ばら)科
・学名:Amelanchier asiatica (Sieb. et Zucc.) Endl

・写真撮影日:2010年4月9日




●Vol.08 桜(さくら)その弐

が綺麗ですね。(^_^)
街を歩いていてもそこかしこに桜が咲いていて思わず足をとめてしまいます。
ここも、あそこも、桜だったのか・・・と花が咲いて桜の木だったことを思い出すことがよくあります。
また、忘れてしまって来年も「そうかぁ」と驚きそうですが(笑)
年に一度の桜なのに、そういえば昨年は家族とお花見できなかったなぁ・・・なんていろんな記憶がよみがえってきました。
「さまざまの事おもひ出す桜かな」と詠んだ松尾芭蕉も、こんな気持ちだったのでしょうか??
せっかくの艶姿、今年はちゃんと大切な人たちと一緒に楽しもうと思います。

・・・気のせいか、桜の花が咲きはじめると、一年振りに姿を見せる花の精の美しさに嫉妬しているかのように、雨風の強い日が多いような気がしませんか?

散らないで・・・負けないで・・・
せめてこの週末まで、一日でも長く咲いていてほしいですよね。

・薔薇(ばら)科
・学名:Prunus × yedoensis(染井吉野)

・写真撮影日:2010年4月5日




●Vol.07 桜(さくら)その壱

年より早い開花で、あわただしく春の装いをはじめた桜ですが、ここ数日の寒の戻りで、会館周りの桜たちも足踏み状態です。
この花が咲くと、「春がきた!」と実感します。日本の四季は「春夏秋冬」のメリハリがあって、花や木が彩りを添えて季節の移ろいを伝えてくれます。
桜といえばお花見・・・ですが、今年は企業のお花見会(飲み会!?)も厳しい経済状況の中、自粛傾向にあるようで新人社員たちの場所取り合戦も減るらしいとニュースで聞きました。
そんな経済状況までもが影響するほど、桜は日本人の暮らしの一部になっているのかと変に納得してしまいました。

ともかく、なにが起ころうと変わらず「桜」は花を咲かせるのです・・・。
会館前の桜も身支度をはじめました。年に一度の艶姿、しばし楽しみましょう(^_^)

・薔薇(ばら)科
・学名:Prunus × yedoensis(染井吉野)

・写真撮影日:2010年3月26日




●Vol.06 連翹(れんぎょう)

節はようやく春を迎え、そろそろ会館周りの花たちの出番となりました!
まず桜の前に姿を見せてくれたのは、黄色の花をつけている「連翹(れんぎょう)」という耐寒性落葉低木です。葉が出る前か葉と同時に一斉に花が咲きだすので、突然の登場にびっくりです。

ヨーロッパでは春を告げる代表的な花として黄色く色づいた姿からゴールデンベルと呼ばれているそうですが、和名の「レンギョウ(連翹)」は「翹」が鳥の尾羽を意味し、花序の様子から小鳥たちの黄色い尾羽を連想し、それが連なるという意味の「連」からといわれています。

本当にその名の通り、黄色の小鳥たちが集まっているようでとてもかわいいですね(^^♪

・木犀(もくせい)科
・学名:Forsythia suspensa(連翹)

・写真撮影日:2010年3月15日




●Vol.05 八手(やつで)

すら木の玄関先の八手(やつで)です。
八手はとても強い植物で、建物の影で日がよくあたらないこの場所でも、まるで、天狗が持っていそうな大きな葉と可愛いつぶつぶの実が元気についていました。

古くから日本の家屋では、冬でも落葉せず大きな葉が茂っていて花も虫(特に蝿)などが嫌う独特の匂いがあるためトイレなどの目隠し用の庭木として植えられていることが多く、なぜ、やすら木の玄関横に植えられているのか?と不思議でしたが、いろいろ調べてみると、大きな手のような葉が人を招くという「千客万来」の縁起を担いで玄関先や門の脇になどの人目につきやすい場所に植えられるという説もあり・・・なんだか納得しました(笑)

ちなみに八手と書きますが、葉の形は7つまたは9つ(奇数)に裂けており8つに裂けることはまず無く、学名のFatsiaが日本語の「八」(古い発音で「ふぁち」か)または「八手(はっしゅ)」に由来しているそうです?!

・五加(うこぎ)科
・学名:Fatsia japonica

・写真撮影日:2010年2月24日




●Vol.04 椨の木(たぶのき)

合会館南側緑化ゾーンにある「木魂(巨大な丸太です)」の横に高い木(5メートルくらいかな)があります。
見上げると椨の葉の間から冬の空が澄んでいて、今日は日差しもあったかで、とてもいい気持ちです。

椨(たぶ)の木の由来は、霊が宿る木「霊(たま)の木」と呼ばれ、「たまのき」→「たぶのき」に変化していったといわれています。
枝葉には粘液が多く乾かしてタブ粉が作られ、線香や蚊取り線香の粘結材の一つとして用いられているそうです。
常緑樹ですが、夏から秋にかけて緑色から黒っぽくなり実のつく枝先が赤くなるそうです。

背が高くて、見つけることができませんでしたが・・・(^^ゞ

・楠(くすのき)科
・学名:Machilus thunbergii

・写真撮影日:2010年2月8日




●Vol.03 椿(つばき)

年は、椿の花がたくさんつきました。
椿は花の咲いている期間が長いので、しばらくこの鮮やかな花色を楽しめますね。
冬枯れの色の少ないこの時期に椿や山茶花がたくさんの花を咲かせているのを見ると、「紅一点」、その花色が際立って存在感を強く感じます。

椿はお茶と同じ仲間ですが、それと関係があるのかお茶席に飾る花としてもよく使われます。
薔薇のような派手さはありませんが、光沢のある濃い緑の葉色や凛とした強ささえ感じさせる花色が、和の心にぴったりなのかもしれません。

・椿(つばき)科
・学名:Camellia japonica(薮椿)

・写真撮影日:2010年1月26日




●Vol.02 万両(まんりょう)

両・万両と聞くと、その名前からお金にまつわる縁起物としてお正月に良く使われている樹木として馴染みがありますね。
「千両・万両」とセットでよく呼ばれていますが、やすら木の庭園に赤い実をつけているのは、「万両」です。この庭園を整備時に当時の理事長(第4代)だった中川藤一氏が、協同組合の将来まで続く繁栄に願いをこめて植えられました。

千両との見分け方として、ギザギザとした葉っぱの下に実がつくのが「万両」と覚えておけばわかりやすいかもしれません。

古くからクリスマスには柊などの針葉樹と赤い実を飾り、お正月には松と南天や千両・万両の赤い実をあわせて飾る習慣がありますが、西洋の文化でも日本の文化でも、年末年始を緑と赤で飾るのは偶然なのでしょうか?!

・薮柑子(やぶこうじ)科
・学名:Ardisia crenata

・写真撮影日:2010年1月18日




●Vol.01 黒竹(くろちく)

しい年の幕開けにちなんで、縁起物の松竹梅から竹を紹介します。
ちなみに、松には長寿を、竹には、その姿からまっすぐな正しい心を、梅には艱難辛苦(かんなんしんく)に耐え偉くなるようにという意味が込められているそうです。
竹といっても、会館南側の職員出入り口付近にある竹は、黒竹と書いて「くろちく」と呼ばれている淡竹(はちく)の一種で、青竹と比較して幹が細く外皮が黒いのが特徴で、昔から釣り竿や小物の装飾や垣根等に使われています。

毎日、横を通っていたのに写真を撮るまで黒竹だと気づきませんでした。組合会館廻の樹木には驚かされることばかりです(^_^;)

・イネ科
・学名:Phyllostachys nigera Munro

・写真撮影日:2010年1月8日




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