組合からの花便り 2009

●Vol.34 黐の木(もちのき)

便局前のスロープ沿いに「モチノキ」があります。常緑性の樹木なので冬でも「青々」として、名前からも縁起の良い木として知られています。

春には緑がかった淡い黄色の小花を咲かせるそうですが、小さすぎて目立ちません。(来年の春は気づいてあげなきゃ!)
それよりも秋から冬にかけて付く1センチくらいの赤い実は、濃緑色の葉と相まってはれやかで存在感がありますね。
昔はモチノキの樹皮ににじみ出る粘着性の液は、「トリモチ」として、木の枝や長い竿の先に塗りつけて鳥などの獲物をとるために用いられてきたそうです。
今では、どんなものなのか想像もつきませんが、イメージ的にはネズミ捕りやゴキブリ捕りのようなものに近いのでしょうか?

・モチノキ科
・学名:Ilex integra

・写真撮影日:2009年12月28日




●Vol.33 山茶花(さざんか)

茶花は、秋から冬にかけて咲く代表的な花木です。
「山の茶の花」と書きますが、字のイメージよりもはるかに艶やかな花です。やすら木周りや、団地内の街路樹に咲いている山茶花は鮮やかな赤色ですが、他にも白やうすピンク等の種類があり、それぞれに雰囲気があり色のない季節の中で存在感があります。

山茶花と椿は似ていますが、散り方で見分けがつきます。椿の花は落ちるときにボテッと全部一緒に落ちてしまいます(このことが斬首刑を連想するのか,武士は椿の花を嫌ったそうです)が、山茶花は花びらが一枚一枚ばらばらに余韻を感じながら散っていくので長く咲いているイメージがあるのかもしれませんね。

山茶花の花とともにやっと冬らしく寒くなってきました。やっぱり冬はこれくらい寒くないとね(^^ゞ

・椿(つばき)科
・学名:Camellia sasanqua

・写真撮影日:2009年12月14日




●Vol.32 もみじ

っと、「もみじ」が真っ赤に紅葉してくれました。
小春日和が続き今年は紅葉しないのかな?と心配していましたが、やっぱり秋はこれでなくっちゃ感じがでませんね。
もみじは漢字では、「紅葉」や「椛」とも書きます。木に花と書いて「椛」とは、なんて素敵なチョイスなんでしょう!
真っ赤に色づく姿は、満開の花を咲かせているかのような艶やかな姿ですが、水鉢に浮かぶ一枚の椛もその色が映えてとても存在感があります。
古くから、日本人はこうした自然の移ろいに心を通わせ、詠い、舞い、味わいながら「和の文化」を繋いできたのでしょうね。

秋の夕日に照る山もみじ~♪と、行く秋を惜しみながら、まずは一献(^^♪ 今宵は秋の夜長を楽しみましょうか。

・楓(かえで)科
・学名:Acer palmatum(いろはもみじ)

・写真撮影日:2009年12月1日




●Vol.31 アコウ

の木なんの木?気になる木~♪と、ずっと思っていた木に「隠花果(いんかか)」と呼ばれるイチジクのような形の花嚢(かのう)がいっぱいついたので紹介します。

「アコウ」とか「アコギ」と呼ばれる木です。幹の部分がガジュマルのようでとても存在感がありますね。
この独特な幹は、元木を網目状に根が絡みついてできたもので、根は既存の幹を締め付けて枯死させてしまうほど成長するそうで、別名「絞め殺しの木とか「絞殺木」などの怖い名前がついています^^;
沖縄などの暖地では庭木として植栽されているそうですが、関西ではあまり見かけない樹木の一つです。

会館廻の変り種の樹木を探すのも面白いかもしれません!

・クワ科イチジク属
・学名:Ficus superba

・写真撮影日:2009年11月13日




●Vol.30 花水木(はなみずき)

の花水木です。
春に白い花をつけて楽しませてくれた花水木が見事に紅葉し、かわいい赤い実もつけて会館廻の「秋の訪れ」に彩りを添えています。

「花水木」はアメリカの代表的な花木で、「アメリカヤマボウシ」ともいわれ大正時代に東京市長がワシントン市へ桜を送りその返礼として贈られ植樹されたのが始まりだそうです。
赤い実とは別に小枝の先に白っぽい玉葱みたいな形の芽が見えたら、それは来春開花する花芽です。今から来春花をほころばせるため準備を始めているのです。
秋から冬へ、季節は厳しくなりますが、厳しい寒さを乗り越えて咲くからこそ、その清清しい花の色は力強ささえ感じられ、私たちの心に強く残るのかもしれませんね。

たまねぎ形の芽や赤い実がたくさんついていて、いろんな表情が楽しめるので近くに寄って見ていってください!

・水木(みずき)科
・学名:Cornus florida

・写真撮影日:2009年10月27日




●Vol.29 杜鵑草(ほととぎす)

便局前庭の「ランタナ」の花の隙間をぬって、紫色の花が顔をだしています。「ホトトギス」と名づけられている秋の花です。
秋の日陰に咲く花で、強い西日があたるこの庭にはあまり向かないのか、昨年は存在さえも知りませんでしたが、夏の日差しに強い「ランタナ」に守られたのか?覆われて?なのか、お陰で綺麗な姿を現してくれました(#^.^#)

花にある斑点模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることからこの名になったそうですが、その名も花の姿も日本の良き文化である「侘び・寂び」に通じる「粋」を感じさせ、古くからその渋い花は茶花としても好まれ、茶室の庭や寺院でもよく栽培されています。

・・・でも、近くで見ると紫の斑点が案外毒々しくも見えるのですが、それもまた魅力なのかもしれませんね。

・百合(ゆり)科
・学名:Tricyrtis hirta

・写真撮影日:2009年10月21日




●Vol.28 花梨(かりん)

の訪れとともに4月に紹介した花梨の木に実がつきました(^.^)
洋ナシのような果実はとても固くて生のままでは食べることはできませんが、お酒や蜂蜜につけたり、ジャムにしたりと、自然の恵みをいろんな方法で楽しめます。

ちなみに、寺社の境内に植えられている花梨は「安蘭樹(あらんじゅ・あんらんじゅ)」と呼ばれるそうです。何故そう呼ばれるのか、インターネットで検索してみたのですが、何か仏教に関連あるらしいというくらいで明確なことはわかりませんでした^^;

では、「安蘭樹」の実はどうしているんだろう・・・?お酒とかにしているのだろうか??なんて余計な詮索はやめにして、会館裏の花梨の実はもう少し黄色く熟すのをまって、喉にいいといわれている花梨酒にして冬の到来に備えようかな・・・楽しみ(^^♪

・薔薇(ばら)科
・学名:Chaenomeles sinensis

・写真撮影日:2009年9月30日




●Vol.27 彼岸花(ひがんばな)

のお彼岸も過ぎ、今年は咲かないのかなぁと思っていた彼岸花ですが、シルバーウイーク明けの今日、会館周りを歩いていたら片隅にひっそりと、でも真っ赤な花が存在を主張しているように咲いているのを見つけました。

外側に反り返って咲くその独特な花の形状と、その散り際の良さはまるで線香花火のようで、鮮やかではかなくて印象に残る花ですね。
土手や道端などに群集している真っ赤な花は見かけますが、白い彼岸花もあるそうです。白の花も雰囲気が変わり清楚で綺麗だろうなぁ・・・(^.^)

・彼岸花(ひがんばな)科
・学名:Lycoris radiata

・写真撮影日:2009年9月24日




●Vol.26 玉簾(たますだれ)

年は冷夏の影響のせいなのか、会館廻の花たちもちょっといつもの年とちがい、花をつけるタイミングを探しているような気がします。

9月の声をきくと咲き始める玉簾も、ようやく郵便局前のスロープ沿いにかわいい花をたくさん咲かせてくれました。
1つ1つの花は上向にしっかりと咲き、小さいながらもその姿からは力強ささえ感じさせますね。
細い葉は常緑なので、花のない時期も邪魔にならずグランドカバーや花壇の縁取りに最適の花です。

・彼岸花(ひがんばな)科
・学名:Zephyranthes candida

・写真撮影日:2009年9月18日




●Vol.25 メタセコイア

タセコイアは、化石として各地で発見され既に絶滅した化石木と考えられていましたが、1945年に中国四川省の山奥で現存することが確認されたことから「生きている化石」と呼ばれています。
ここから接木などで世界中に広がったらしいので、協同組合のメタセコイアも中国から来たのでしょうね。
葉はとても特徴的で一見複葉に見えますが、たくさんの葉が向かい合ってつき一つのまとまりを作り、それ自身も対生で枝ができています。

秋空に映えるメタセコイアの姿はとても威風堂々として素敵ですが、紅葉も落葉した姿もそれぞれに絵になる姿で、メタセコイアってどんな木?という人でも、あの韓流ブームのきっかけとなった「冬のソナタ」の並木道といえば、多くの人(とくに女性?!)はそのシーンが目に浮かび「ジーン」とくるのでしょうね(^^♪

・杉科
・学名:Metasequoia glyptostroboides

・写真撮影日:2009年9月9日




●Vol.24 蘇鉄(そてつ)その参

前2回にわたってご紹介した蘇鉄のその後です。
パイナップルみたいな形の花を紹介してから約2ヶ月経ったある朝のこと、ふと蘇鉄に目をやると、花が咲いていた跡に“にょきにょき~”と何かが生えているのに気がつきました(#^.^#)
これは蘇鉄の新芽です。にょきにょきと芽吹いてきた新芽は、今はやわらかく羽毛のようなものに守られていてまるで赤ちゃんみたいですが、だんだんと伸びながら開いてきて丸まっていた葉が開き蘇鉄らしくなってくるそうです。

その風貌もしかり、トゲトゲした葉っぱやパイナップルみたいな形の花、そしてインゲン豆みたいな形の新芽と、蘇鉄はいろいろな姿で楽しませてくれる愛すべき植物ですね。

・蘇鉄(そてつ)科
・学名:Cycas revoluta

・写真撮影日:2009年8月25日と28日




●Vol.23 サンスベリア

の少ない時期でもあるため今回は思考をかえて、事務所内においている「サンスベリア」を紹介します。
葉の柄が虎の尾に似ていることから、別名「トラノオ」とも呼ばれています。
「サンスベリア」はとても丈夫な観葉植物で育てやすく、また空気を浄化しマイナスイオンをたくさん放出する事でもよく知られており、それを目的で購入する人も多いそうです。
肉厚の長い葉がまっすぐ伸びて、インテリアにもなりオフィスなんかにはお勧めですね。
サンスベリアも花が咲くそうですが、ここのサンスベリアは、もう9年位になりますがまだ一度もお目にかかっていません^^;でも、すくすくと大きく育ってくれて、空気をきれいにしてくれているから充分かな(笑)

ま、気長にお花が咲くのを待ってみましょうか・・・。

・リュウケツジュ科
・学名:Sansevieria trifasciata

・写真撮影日:2009年8月17日




●Vol.22 百日紅(さるすべり)

い梅雨もそろそろ終りを迎え、いよいよ夏本番ですね。
昨年の夏は気が付かなかったのですが、郵便局の前に白い百日紅の花が咲き始めています。
赤の百日紅はよく見かけますが、白の花色も涼しげでいいですね(^^♪
百日紅は、夾竹桃とともに夏を代表する花です。まとまって花をつけるので大きな花のようですが、よく見ると小さなひらひらしたフリルのような花が集まっていて、とても可愛いです。
長い期間花を咲かせることから「百日紅」と書くのが一般的ですが、幹は木の皮がなくツルツルとしており、木登りの上手な猿でも滑ってのぼれなさそうだという意味から「猿滑」とも書きます・・・
検証したわけではないので、猿からいわせれば「ちょろいもんだ」っていうかもしれませんが・・・。

・禊萩(みそはぎ)科
・学名:Lagerstroemia indica

・写真撮影日:2009年8月3日




●Vol.21 朝顔(あさがお)

地で集中豪雨が頻繁にある今年は、もう8月なのに、まだ梅雨明けもズルズルと延びていて、なんか会館廻りの植栽もすっきりとしていない様子。
なんか咲いてないかなぁと会館廻りを物色中、朝顔の花が会館正面階段の左側に一輪咲いているのを見つけました。(^^♪
朝顔だと思います。
こんな場所に植えてないので、たぶん鳥が種を落としていったのでしょう?
片隅にそっと・・・でもちゃんと見つけることができました。
花便りを書き始めて一年半。以前なら、きっと気づかなかっただろう朝顔の一輪に夏を感じることができました。
朝から雨をうけて静かに開く朝顔は、古くから親しまれており小学生の夏休みの観察日記の教材にもよく利用されていましたね。なんだか懐かしささえ感じる夏の花です。

・昼顔(ひるがお)科
・学名:Ipomoea nil

・写真撮影日:2009年7月27日




●Vol.20 槿(むくげ)

槿 は、夏から秋にかけて長い期間花を咲かせます。この花が咲くと夏が来たなぁと思います。
ただ、夏の暑さに気をとられていて秋頃までの長い期間花を咲かせる種類だったとは気づきませんでした・・・(^_^;)
昨年の花便りでは、郵便局の前に咲いている白い花をお知らせしましたが、今回は会館裏側の薄紫の槿を紹介します。
大輪の花を良く観察してみると、5つの花弁の中心に大きな雌しべとこれに付着した雄しべがわかりやすくついていて、それぞれの色のグラデーションがきれいです。

この夏は、「あついあつい」とぼやいてばかりいずに盛夏に咲く花たちを見て夏を楽しみ、その鮮やかな花色をきちんと心に留めておこうと思います。

・葵(あおい)科
・学名:Hibiscus syriacus

・写真撮影日:2009年7月6日




●Vol.19 蘇鉄(そてつ)その弐

の壱では、鋭くとがっている葉の間から顔をのぞかせていた蘇鉄の花がりっぱに育ちました(^^♪
その姿は遠くからみてもパイナップルのような姿が一目でわかるほどに成長し、今にもおれてしまいそうな勢いです。
蘇鉄は雌雄異株で、にょきにょきと伸びている会館前の花は雄花です。逆に雌花は茎の先端に丸くドーム状に膨らんだような花を咲かせ、その中に生る個々の実が朱色に色づくので、この実からでる樹液から蘇鉄の花を切ると赤い血を流す・・・なんて言われるのかもしれません。

いずれにしても、3亜科、5続、118種、約30変種からなる化石植物といわれ、1億5千万年も前から生命を繋げてきたこの植物を、これからも永遠に生き続けていける環境を守っていきたいものです。

・蘇鉄(そてつ)科
・学名:Cycas revoluta

・写真撮影日:2009年7月1日




●Vol.18 蘇鉄(そてつ)その壱

年も紹介しましたが、郵便局前庭の蘇鉄の茎頂に実のような形の花が顔をだしてきました。
細い葉は多数の線状の小葉からなる羽状複葉で、先がするどくとがっていて、花をアップでとろうとカメラを近づけると、腕にささってとても痛かったです^^;
果実のようなこの花は、まだまだ大きくのびてくるそうですが、珍しいのでひとまず報告します(^^♪
なんだか大きくなったものを、毒抜きしてお味噌にする地方もあるそうですが、いったいどんな味なんだろう?
お味噌にするかどうかはさておき、その成長ぶりを郵便局などにお越しの際には覗いてみてくださいね

・蘇鉄(そてつ)科
・学名:Cycas revoluta

・写真撮影日:2009年6月19日




●Vol.17 紫陽花(あじさい)

陽花(あじさい)が咲き始めました。昨年の花便りで「紫陽花」と「額紫陽花」を紹介したのは6月4日。すでに梅雨入りしましたとお伝えしていましたので、今年の梅雨入り宣言も間近ですね。
梅雨は春から夏へ移るための大切な季節です。ジメジメとした憂鬱な気分になりがちですが、清涼感のあるきれいな紫陽花の名所を訪れる“癒し旅”に出て梅雨を楽しむのも一案ですね。

ちなみに、紫陽花の花色は土壌が酸性では青系、アルカリ性ではピンク系になるといわれてきましたが、現在では品種改良が進み、土壌の成分から色を変えるのは難しくなってきたそうです・・・。

・雪の下(ゆきのした)科
・学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla

・写真撮影日:2009年6月4日




●Vol.16 バーベナ

便局の前庭にひっそりと「花手毬」が花を咲かせています。バーベナの一種で、サントリーがベーバナを開発したものを小花が寄り添って咲く姿が手毬のように見えることから「花手毬」とネーミングしており、この名前の方が耳馴染みがありますね。
サントリーといえばお酒としかイメージできなかったのですが、花を「人々の生活に潤いをもたらし、心の健康をもたらすもの」と位置付け、植物の研究開発を行っていたとは知りませんでした。

改良された「花手毬」は、晩春から夏にかけて長い間咲き続け、病気に強くとても丈夫なのでグランドカバーなどにも良く使われています。

・熊葛(くまつづら)科
・学名:Verbena hortensis

・写真撮影日:2009年5月27日




●Vol.15 皐月(さつき)

暦五月「皐月」の頃に咲くことから名づけられた「サツキ」は、VOL.12で紹介したツツジとは見分けがつきにくいですが、「サツキ」は花も葉も少し小ぶりで花びらの表側に光沢があることと、ツツジが終わった頃に咲き始めることで違いがわかります。
古くから人気があり園芸化が進み盆栽としても好まれている花木です。

サツキの由来は旧暦の皐月に咲くところからきているため、俳句などの季語では「夏」を差しますが、最近の地球温暖化の影響なのか開花時期も徐々に繰り上がり気味で、現在の5月の花=春の花のイメージの方があいますね。環境の変化は、花の名前にも影響がでてきそうな気がするのは考えすぎでしょうか・・・?

・躑躅(つつじ)科
・学名:Rhododendron indicum

・写真撮影日:2009年5月19日




●Vol.14 谷空木(たにうつぎ)

木とつく花はたくさん種類があります。「やすら木」前の空木は「谷空木(たにうつぎ)」で、ラッパ型のかわいいピンクの花を枝につけはじました。谷間に多く生え茎の中が空洞だから谷空木という名前がつけられたそうです。郵便局の前に咲く空木は「箱根空木」で、花の色がつぼみのうちは白く次第に赤くなっていくので区別がつきますね。
この空木たちが咲き始めると、雨が降り出すといわれ、「そういえば言ってる間に梅雨なんだなぁ」って時の流れの速さを身にしみながら写真をとっていたら、その隣で「次は私の番よ」といわんばかりに「アジサイ」が身支度をはじめていました。

季節の移り変わりを会館まわりの花たちは静かに伝えてくれているようで、改めて花たちに感謝です。

・吸葛(すいかずら)科
・学名:Weigela hortensis

・写真撮影日:2009年5月15日




●Vol.13 黄素馨(きそけい)

吹だと思っていた「やすら木」前の黄色い花。でもインターネットで調べてみると、どうも葉の形が違うので、黄色い花で調べてみたら・・・ありました!その名は黄素馨と書いて「きそけい」と読むジャスミンの一種のお花でした。

その特徴は
1.ジャスミンの仲間だが,オウバイ(J.nudiflorum)などと同じく香りはない。
2.ヤマケイの図鑑では,「黄素馨」と表記されている。これは黄色い花が咲くことに由来すると思われる。また、「木素馨」、つまり、木になるソケイ(素馨)という説も聞いたことがある。

とありました。普段、何気に通り過ぎて気づきもしなかった会館周りの花たちは、意外に珍しい品種であったりと驚かされることがあります。
案外、私たちの身の回りにはそんな発見や新たな気づきがたくさんあるのかもしれませんね(#^.^#)

・木犀(もくせい)科
・学名:Jasminum humile var. revolutum

・写真撮影日:2009年5月8日




●Vol.12 躑躅(つつじ)

ツジにはたくさんの種類が
ありますが、会館周りを彩るツツジは「平戸躑躅(ひらどつつじ)」の一種です。4月の終わりから満開になるのでゴールデンウイークの花なんて呼ぶ人もいます。花の色は、白、赤、ピンク、赤紫と多彩で、ひしめき合うように一面に大輪の花を咲かせると、町色が鮮やかに華やぐようです。
花弁下の蜜腺からは甘い味がして、子供の頃、蜜を吸ったことの経験がある方も多いはず。
蝶も甘い蜜の香りに誘われて・・・いい写真が撮れました(^^♪

ちなみに、漢字では「躑躅」と書きます。これは中国で毒性のあるツツジを羊が誤って食べたところ、足ぶみしてもがき、うずくまってしまったと伝えられており、それを中国では躑躅(てきちょく)と表していることからきているそうです。なんとも難しすぎて書けませんね(笑)

・躑躅(つつじ)科
・学名:Rhododendron obtusum

・写真撮影日:2009年4月27日




●Vol.11 花梨(かりん)

梨といえば、喉にいいことで有名ですが、実は春にこんなかわいい花を咲かせます。
組合会館裏の花梨の木も今年はピンク色の花をたくさん咲かせてくれました。
これは、大きな実がいっぱいできるような予感が!!
その名前の通り、秋の終わりに梨のような色をした大きな実をつけます。そのままでも十分に甘い香りをさせますが、蜂蜜やホワイトリカーにつけると、よりまろやかな香りを楽しめる美味な飲み物になり、これが喉や咳によく効くのです。
花も実もしかりですが、その木は硬くて耐久性もよく家具にも重宝され、言い伝えによると「花梨の家具の静寂な香りは不滅で邪気をはらい精気を養う」とあるほどで、満点の木ですね(^^♪

まずは、春のかわいい花を楽しみつつ、秋の豊作を待ちましょう!

・薔薇(ばら)科
・学名:Chaenomeles sinensis

・写真撮影日:2009年4月18日




●Vol.10 木蓮(もくれん)

びらが蓮に似ているところから「木蓮」と呼ばれるこの花は、地球上で最古の花木で一億年以上も前からすでに今のような姿だったといわれています。
組合会館前の駐車場は桜の花吹雪が舞う中、木蓮の花の赤みがかった紫色が冴え渡る空の青さに映えてなんともいえない美しい風景です。(お掃除大変だけど・・・^^;)
「この見事な自然の美しさを守り後世に繋いでいくこと」が、現代を生きる私たちに求められていることなのでしょうね・・・きっと。

木蓮の花たちから、そんなメッセージが聞こえてくるような気がします。

・木蓮(もくれん)科
・学名:Magnolia liliflora

・写真撮影日:2009年4月10日




●Vol.09 桜(さくら)続報

回お伝えしました「桜」が満開になりました。今年は花冷えの日が結構続いたのと、ここしばらくの晴天のお陰で長い期間桜を楽しめますね。
ただ、いざ桜を愛でようとお花見にでかけても最近は桜の周辺は朝から場所取り争奪戦の勝者たちがそこらかしこで焼肉・・・焼肉・・・焼肉。
もうその匂いでお花見気分もどこへやらで早々に退散することが多いのですが、協同組合の桜たちはそんな焼肉の匂いに染まることもなく、行く春を惜しむように美しく咲き誇っています。
しばらくは、桜の余韻にひたりながら春を楽しみたいものです。


・写真撮影日:2009年4月9日




●Vol.08 桜(さくら)

は、通常一日の平均気温が10度を超えたら開花すると言われていますが、ここ数日花冷えの日が続いたせいで開花を見あわせていた会館前の桜もようやく開き始めました。
桜の花が咲き始めると何故か「何かをはじめよう」と力がわいてくるような、何かができるような・・・そんな力を与えてくれるような気がします。
そういえば、昨年からはじめた花便りも「桜」からのスタートでした。
これからも、昨年とは違う角度で会館周りの花たちを紹介していきたいと思います(^^♪

ちなみに開花してから1週間後くらいが一番の見ごろなので、会館前の桜も来週が見ごろだと思います。満開の桜は次回に!

・薔薇(ばら)科
・学名:Prunus

・写真撮影日:2009年4月2日




●Vol.07 雪柳(ゆきやなぎ)

4月も間近になると、にわかに会館周りの花たちの動きがにぎやかになり、次々に春の装いをはじめてくれるので、花便りも今までのようにのんびり構えていられなくなりました。 ・・・うれしい悲鳴ですけどね^^;
今回、紹介するのは「雪柳」です。この時期、公園や川辺などで満開に咲き誇った姿をよく見かけまね。その群生している姿は力強く見事ですが、一つ一つの花は愛らしい白い小花で別名「小米花(こごめばな)」ともいわれます。
小さなことからこつこつと・・ではないですが、小さな花たちは力を合わせ、人々の心に「ここにいるよ!」と主張しているようです。

・薔薇(ばら)科
・学名:Spiraea thunbergii

・写真撮影日:2009年3月25日




●Vol.06 梅(うめ)その2

ちかねていた“やすら木横の梅”が咲きはじめました!ゴツゴツしている幹に咲く小花はなんとも可憐な姿です。今年に入ってからあまり寒さがきびしくなく、春の訪れも早いのかなと思っていましたが、3月に入ってからは寒の戻りなのか肌寒い日や雨が多く、なかなか冬物の上着を手放せませんでしたがようやく外にでてみようかなぁって気分になります(^^♪
昔から取り合わせの良いたとえとして「梅に鶯」は有名ですが、その言葉どおり梅の花が咲いて鶯の鳴き声が揃えば無条件に「春」を実感でき気分も暖かくなりますね!

・薔薇(ばら)科
・学名:Prunus mume

・写真撮影日:2009年3月16日




●Vol.05 馬酔木(あせび)

せび「馬酔木」の由来は、枝葉に有毒成分を含んでおり馬が食べると酔って足がなえるといわれ、「足癈(あしじひ)」から次第に 変化して「馬酔木(あせび)」と呼ばれるようになったといわれています。その毒のおかげなのか、奈良公園の鹿は植物ならなんでも食べるのに、「馬酔木」だけは敬遠して食べないことから、奈良公園には「馬酔木の森」ができているそうです。開花時期は3月初旬~5月上旬ですが、本当にその通り“やすら木横”の「馬酔木」が花を咲かせ始めました。蕾みの間はぶつぶつがついているだけであまりきれいには見えませんがほっくりと膨らみはじめると、とても愛らしい姿になります。
しかし不思議なほど綺麗な花には毒を含んでいるものが多いですね・・・。

・躑躅(つつじ)科
・学名:Pieris japonica

・写真撮影日:2009年2月26日




●Vol.04 梅(うめ)

2月の声を聞いたので、少しは色づいているかなと期待したのですが、まだまだ、蕾かたし・・・。
やすら木横の梅は、ちょっとのんびり屋さんですね。
梅は、桜と違い、咲くのも散るのもゆっくりで、1月下旬から咲きはじめるものもあれば、3月に入らないと咲かない種類もあります。もう桜に追いつかれそうですよね。
梅の咲き姿はまだまだ紹介できそうにないので、今回は、梅に関する伝説をひとつ!
その名も「飛梅伝説」 菅原道真にまつわるお話です。

901年(昌泰4)、時の右大臣であった菅原道真は、藤原氏の陰謀により突如大宰権帥に左遷されることになりました。いよいよ故郷である都を離れる日、幼い頃より親しんできた紅梅殿の梅に、「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」と詠いかけました。
現代語訳
春に東(京都)の風が吹いたら、匂いを送ってきなさい梅の花よ。おまえの主人である私がいなくても、春を忘れてはいけない。あるじ(道真)を慕った梅は、道真が太宰府に着くと、一夜のうちに大宰府の道真の元へ飛んで来たといわれています。これが有名な飛梅伝説です。

他にもいろんな説があるそうですが、切なくて、愛しくて、なんとも艶っぽい粋なお話ですよね(#^.^#)


・写真撮影日:2009年2月10日



●Vol.03 水仙(すいせん)

合会館東側に咲く水仙です。
会館1階の情報資料室からひっそりと咲いているのが見ることができます。学名でもある「Narcissus(ナルスサス)」は「ナルシスト」の語源で、むかしむかし、水面に映る自分の容姿の美しさに恋をして、いつしか一輪の花になってしまった美少年のお話からきているそうです。
だから、水仙の花は今でも下を向いて咲いているのだとか・・・。

そういえば、その姿は清楚で可憐なのに、なぜかもの悲しげにも見えるような気がします。
美しすぎるのも考えものかなぁ(笑)

・彼岸花(ひがんばな)科
・学名:Narcissus tazetta var. chinensis

・写真撮影日:2009年1月26日




●Vol.02 椿(つばき)

すら木横の「椿」が、一つ二つと花を咲かせはじめました。
ここ数日の冷え込みにまだまだ冬真っ只中を実感していたのですが、この花が咲き出すと、やっぱり、目の前に春が近づいているような気がします。

「椿」は「山茶花」のように花びらが個々に散るのではなく、萼の部分から“ボトッ”と落ちるので、昔はその落ち方に首が落ちるのを連想させ不吉な花といわれたこともあったそうですが、咲いている姿は凛として、その深く赤い色は強い生命力を感じます。
ちなみに、観賞花としても人気が高く、今では日本産の品種だけ3000種類もの種類があるそうです。

・ツバキ科
・学名:Camellia japonica

・写真撮影日:2009年1月17日




●Vol.01 松(まつ)

しい年が明けました。お正月は「松・竹・梅」・「門松」と、松が一年のうちで一番重宝される時期です。

「松」は、神様がその木に降りてくるのを『待つ』という意味を含み、そこから神様の目印にと門松を飾る習慣になったともいわれています。ちなみに取り外すのは1月7日頃なので、取り外すまでを『松の内』とは、本当にお正月は松づくしですね。(関西では1月15日までを松の内と呼ぶこともあります)
春には、茶色い花が咲きます。花?とよんでいいのかわかりません・・・とても変わった形をしていますが、これが秋になり実になって『松ぼっくり(松笠)』となるわけです。

新緑の5月頃、松の花をさがしてみませんか?!

・松科
・学名:Pinus マツ属

・写真撮影日:2009年1月7日




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